2009
09/12/29 ①安良里 黄金崎ビーチ
ショップ | TATSUMI/高木剛彦 |
天候 | くもり 気温:7.8℃ 風:南東0.7m |
海況 | 水温:16.4℃ 透視度:12m 波:0.5m 流れ:なし うねり:なし |
時間 | 08:35~09:37 62分間 |
水深 | MAX:19.1m AVE:11.8m |
雨や風や無気力に負けて3週間ぶりの安良里です。
この時を待っていました!
まずはやっぱりニシキフウライウオ。ロストや雨や風に負けた分、しっかり取り戻さなければ!
その前にちょっと寄り道。
シロウミウシとクロヘリアメフラシ。
どっちも大して興味ないんですが、ウミウシが全然いないのでこんな普通種でも新鮮に見えます。
最近どうもよく見かける気がするヒメギンポ。
でもペアになってるところは見かけません。
サビカラマツ岩のすぐ上ではクマドリカエルアンコウの幼魚。
とりあえず押さえだけ撮って、後回しです。
ニシキフウライウオはお気に入りだったサビカラマツ岩のすぐ隣、フトヤギに最近はいついているようです。
大きさも前回見たときより大きくなっていて、見た目1.5倍くらい。このまま大きくなってくれたらいいのになあ。
1本目ということもあり、誰もいないのでしっかり15分ほど刺さらせていただきました。スローシャッターも試してみたんですが、思うような水色が出せなかったので、絞り優先に戻してバチバチ撮りました。今回はマクロレンズをあまり使用せず、素のレンズで勝負しています。
ニシキだけで50枚くらい撮って、さて、と思ったら、たけさんが煙幕もくもくで岩とケンカしています。何かと思ったら、岩の隙間からアカオニナマコをひっぱりだしてきて、ウミウシカクレエビを見せてくれました。
やっぱりペアだった小さい方はどっかに行ってしまったままです。
ヒラメ岩(命名しゅうさん)にて30cmくらいのヒラメ。
その横には、浅場の方のクマドリカエルアンコウ幼魚です。
ほんと今年はクマドリが沸きまくってます。
こりゃクマドリ好きにはたまらないだろうな~。
ニシキも沸かないかな~。
オレンジのカイメンに、紫~クリーム色っぽいベニカエルアンコウ。
こんな色のベニは初めて見ました。ただ、如何せんわかりずらい感じでくっついてるので、絵にならない。ひっぺがすわけにもいかないので、証拠写真どまりです。
浅場のエダサンゴに、コバンハゼの幼魚。
撮れないよ、こんなの。一応証拠写真。
全体的に粒ぞろいな1本目でした。
09/12/29 ②安良里 黄金崎ビーチ
ショップ | TATSUMI/高木剛彦 |
天候 | くもり 気温:12.5℃ 風:南南東1.7m |
海況 | 水温:16.4℃ 透視度:12m 波:0.5m 流れ:なし うねり:なし |
時間 | 10:50~11:41 51分間 |
水深 | MAX:19.9m AVE:13.8m |
2本目はハゼ系ダイビングです。
まず移動開始してすぐ目に付いたのがコケギンポ。
でも適当にしか撮っていません。
続いて砂地に落っこちていたベニフデ。
貝殻からポリプ状のものがのびていて、口を長く伸ばしていました。
近づいたら口をひっこめてしまったのでちょっと中途半端です。
砂地ではサツマカサゴのでっかいの。
手乗りより大きいやつは久々に見たような気がします。
ハゼではホタテツノハゼの1種。
PCで見たら背鰭に青い斑点が付いていました。
ただ全然寄れなくて大撃沈です。
ミジンベニハゼはツメタガイからフジツボに引越ししたようです。
ホタテもミジンも、水温が下がったからか元気がなくて一度引っ込むともう全然出てきません。
他にはワニゴチや、その幼魚。
テグリ系の顔をしていますね。
オハグロベラの幼魚は今日もいたるところで見られましたが、前回より数が減っている気がします。
マトウダイの若魚も見られました。
今まで小さいマトウダイなんて見たことなかったんですが、10cmくらいで、胸鰭と腹鰭が長いので、まるでツバメウオの仲間の幼魚見たく見えます。
成魚もそうですが、泳ぐ速度自体は速くないけど、なかなかいいアングルで撮らせてもらえませんでした。
ゴロタの境に戻ってきて、唯一ハゼで元気だったネジリンボウの大きいやつ。
なかなか肝が据わっていて、ホバリングしっぱなしでした。
着底してしまっても、少し下がって様子を見ればまた飛びだすので、慎重に寄ればアップも狙えると思います。
実はネジリンボウを撮ってる間気になって仕方なかったガヤの株。
ずっと見たかったシロチョウウグイスガイがついていました。
ふつうのウグイスガイはきったない感じですけど、シロチョウはすごくきれい。
ただ、宿主のガヤがゆらゆら揺れまくる上に、枝が重なり合って撮影は難しいです。
ゴロタに上がってきてイロカエルアンコウの幼魚。
今回は同色のカイメンに移動していて、とってもきれいにバックが抜けました。
ただ、後に待ちがいたので、数カットでおしまい。3本目に回します。
浅場のクマドリカエルアンコウ幼魚も健在です。
藻類がたくさん生えている場所なので、撮影のとき邪魔になってしまうのが難点ですね。
EX寸前にキヌバリを見かけました。
キヌバリとチャガラは東伊豆のイメージが強かったので、ちょっと意外でした。
09/12/29 ③安良里 黄金崎ビーチ
ショップ | TATSUMI/高木剛彦 |
天候 | くもり 気温:16.5℃ 風:西北西0.9m |
海況 | 水温:11.8℃ 透視度:10m 波:0.5m 流れ:なし うねり:なし |
時間 | 13:54~14:51 57分間 |
水深 | MAX:19.4m AVE:11.8m |
3本目もニシキ狙いで行きます。
途中ラッパウニを発見。何かいないか探してみましたが、なにもついていませんでした。
でも、黄金崎でラッパウニはあまり見かけない気がするので記念に一枚。
ニシキフウライウオはまたちょっと移動して、近くのトサカについていました。
このトサカをからめて撮りたかったんですが、なかなかうまくいかず、どんどん移動してしまうので諦めてアップに専念。
近くのフトヤギにはアミメハギ。
アオサハギはいなくなってしまったようです。
深いほうのクマドリカエルアンコウ幼魚はエスカフリフリをゲット!
この小さい体でいったいナニを釣ろうとしているんでしょう。まあダイバーは一匹釣れましたが。
そこらじゅうで見かけるウグイスガイも、シロチョウとの対比で一枚収めておきます。
ヒメギンポはほんとにいっぱい。
昔憧れの魚で、初めて黄金崎で見たときは夢中でシャッターを切ったもんなんですが。
イロカエルアンコウ幼魚は今度は正面顔を撮れる姿勢に変わっていました。これはうれしい。
カエルアンコウの仲間は色々いますが、幼魚はイロケロがダントツでかわいいと思います。
初めて見たオランウータン・クラブ。
なんか雑誌で見るのと全然違います。
もうゴミにしか見えない。ていうかオラウータン? オランウータン? オラウーンタン? ゲシュタルト崩壊してきました。
たけさんイチオシのカゲロウカクレエビ。
ひとつのガヤに数個体がひしめきあっていました。
そういえば、今回ミツボシクロスズメダイを全然見かけませんでした。
もうみんないなくなってしまったのか・・・
死滅回遊魚だから仕方ないですが、なんだか寂しい気分になってしまいます。