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2009

09/12/13 ①波左間 高根

 ショップ 波左間海中公園/萩原慎二
 天候 はれ 気温:11.7℃ 風:東北東2.9m
 海況 水温:18.3℃ 透視度:12m
波:0.5m 流れ:なし うねり:なし
 時間 09:43~10:33 50分間
 水深 MAX:19.0m AVE:13.8m

約3ヶ月ぶりの波左間です。
伊豆に負けず劣らず、色々出ているようですよ~。

EN前から、水面が白ちゃけています。
透視度には期待できないな~、と潜降すると、だいたいマイナス3mあたりから水が抜けてきて、底では12mほど見えてました。
もともと波左間の海は浮遊物が多くて透視度が落ちがちなんですが、このくらい見えていると安心して潜れます。

まずENしてブイ下にミノカサゴ。

久々にミノを相手に何枚か撮影しました。

鳥居方面へ移動して、根のオーバーハング下にマツカサウオ。

7cmほどに成長して、少し色も白っぽくなっている個体でした。もう成魚と言っていいくらいなのかな?

そのまま根をかけあがり、海底神社に参拝。
相変わらずここらへんのソフトコーラルはきれいです。


ところが、ここで大変なことに気がつきました。
なんとマクロレンズがアダプターについていない!
マツカサウオまではついてたのを覚えているけど・・・ああ~、そういや緩めてたからそれで落っこちちゃったのか・・・と捜索に行こうとも考えましたが、もう移動を始めているので諦めました。3本目にも入るしね。

漁礁方面に流していって、ロープにオオモンカエルアンコウ。

きったな~くてでっか~い彼です。
去年神社裏のロープについていた彼が帰ってきたようです。
しかしお前はどれだけロープが好きなんだ。確かにすごい擬態だけどね。

すぐ近く、5mほどのカイメンには黄色くてきれいなイロカエルアンコウの幼魚。

こいつはこれから波左間のアイドルになるでしょうね。

トラフナマコにはナマコマルガザミ、サンゴイソギンチャクにはイソギンチャクエビ。


どっちも苦手な被写体なんで撮るのも適当です。

ムチカラマツの根本にニシキウミウシを見つけました。

エビが乗っていないか舐めるように見回したのですが、残念ながらついてませんでした。
萩原さんも近くでもう1匹のニシキウミウシを見ていましたが、そっちにもついてなかったそうです。

鳥居方面に帰ってきて、みんながコブダイと遊んでいる間にサビカラマツを丹念に調べていると(ニシキフウライウオいないかな~なんて)、アカスジカクレエビがついていました。

やはりホストが赤くないとスジがきれいに出ないようですね。

浮上間際、萩原さんにマクロレンズを落としたことを伝えてみました。
まあ水中でもある程度しゃべれば通じるもんですからね。
それでも落としたところまでは複雑すぎて伝えられないので、デジカメのプレビューでマツカサウオを出してここで落とした! 萩原さんダッシュでそこまで連れて行ってくれました。
デジカメってこんなことにも役立ちます。


09/12/13 ②波左間 ドリーム~タイヤ漁礁

 ショップ 波左間海中公園/萩原慎二
 天候 はれ 気温:14.4℃ 風:東北東3.5m
 海況 水温:20.3℃ 透視度:12m
波:0.5m 流れ:なし うねり:なし
 時間 11:49~12:26 37分間
 水深 MAX:25.3m AVE:17.9m

2本目はドリームからタイヤ漁礁まで行ってます。

潜降していたのがキタマクラ。

5年ぶりくらいに撮影してみました。
小さいとまあ、かわいいと行ってあげなくもないんだけど、大きいとかわいさの欠片もないですね。

ドリーム方面では群れがすごいです。
まずマアジの川。
10cmくらいの中に、15cmくらいの大きいのもちょっと混ざってます。
ああ、こいつを開きにして食べたらうまいだろうな~と考えてしまいます。

ミノカサゴを入れての一枚。

それからイサキの幼魚も群れています。
ネンブツダイの群れはドリームの方は減っていましたが、こっちにはまだまだたくさんいるみたいですね。
トサカを絡めて一枚。


ソフトコーラルに囲まれたオニヤドカリを見つけました。

フラッシュ一発たいたらすぐに引っ込んでしまいました。


タイヤ漁礁終わりごろにアカオビハナダイ。

数年間がんばって越冬している個体なんですけど、私は初めてここで見ました。
まあ、ドリームに潜ってもいつもドロでハゼ撮ったり漁礁の中で勝手に遊んでるんで、タイヤ漁礁まで来たのが波左間数十本もぐってて3回目だからなんですけどね。

ドリームに戻ってきて、漁礁トップについてるザラカイメン中にザラカイメンカクレエビ。

こいつってなんか面白いやつですよね。
撮影のコツは、ザラカイメンの根本の方から、ニギニギして入り口近くまで追いやること。
ただ、強くやりすぎてエビをつぶしたり、カイメンを壊したりしないように注意してください。

そんなんで左手にザラカイメン、右手にカメラで格闘していると、萩原さんがでかい声で呼ぶので行ってみるとトサカの中にスケロクウミタケハゼ。

けっこうチョロチョロ動くやつだったので、いい位置を取るのが大変でした。

この辺りでダイコン様がお怒りなられたので、先んじて浮上開始しました。


09/12/13 ③波左間 高根

 ショップ 波左間海中公園/萩原慎二
 天候 はれ 気温:13.3℃ 風:東3.2m
 海況 水温:20.3℃ 透視度:12m
波:0.5m 流れ:なし うねり:なし
 時間 13:56~14:45 49分間
 水深 MAX:22.4m AVE:15.6m

3本目は高根お花畑方面へ。
波左間ではあんまり見ない気がするカサゴの幼魚。

イソカサゴのようにザラカイメンについていました。

同じザラカイメンのそばにはミツボシクロスズメダイ幼魚。

けっこう岩の向こうに隠れちゃあ出てくるんですが、カメラを近づけすぎるとまったく出てこなくなっちゃいます。

マクロダイビングだったので、色々なホストを探してみたんですが、いたるところにアカスジカクレエビがついています。


ヤギにも、ウチワにも、ウミシダにも。
ウミシダにつくのは珍しいそうですよ。

根の裂け目には大きなアイナメがいました。

水中で見るのは初めて。
食べたらおいしいんだろうか。

この季節になると、アカヒトデをひっくりかえせばほぼ確実についているヒトデヤドリエビ。

ただ小さいので撮影するのが大変なんです。

今日はあんまり貝類は見てないですが、ベニキヌヅツミが見れました。

伊豆で見かけるより小型で、もしかしたら今年生まれたやつなのかもしれません。

ウミウシではニシキウミウシに続いてミアミラウミウシ。

やっぱりエビはついてませんでした。
すぐ近くに卵塊があったのですが、もしかしてミアミラウミウシの卵なんでしょうか?


オオパンカイメンについていた謎の貝。

なんだろうねこれ。2mmくらいです。

小さいといえばこいつ、ツユダマガイ。

以前安良里で見せてもらいましたが、一度見てなかったら絶対わからなかったと思います。
大きさは2mmくらい、2個体いました。
みんなを呼ぼうかと思ったんだけど、誰も興味なさそうなのでやめました。
みんなきれいな貝には興味ないのに、ウミウシならニシキだろうがミヤコだろうがすごい食いつくんだよなあ。なんでだろ。

萩原さんが見つけたアケウス。

全然動かないでカイメンになりきってます。

そのすぐ下のスナイソギンチャクにはオシャレカクレエビとイソギンチャクモエビがいっぱいついてました。


帰り際にはササハゼ。

波左間では珍しい部類のハゼですね。

もうこの辺ダイコン様が激怒していたので水深浅めにとって帰っていきました。


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