2008
08/10/31 ①伊豆大島 秋の浜
ショップ | あとぱぱ/今関真二郎 |
天候 | はれ 気温:18.7℃ 風:南西8.5m |
海況 | 水温:22.4℃ 透視度:10m 波:0.5m 流れ:なし うねり:なし |
時間 | 08:37~09:47 70分間 |
水深 | MAX:26.5m AVE:14.3m |
一本目はハゼ地帯が目標です。
ですが、たまには寄り道をしていくのもいいかな、と少し壁沿いに泳いでいきます。
壁のくぼみの中に、ノコギリヨウジとタテジマキンチャクダイyg。
ダイダイヨウジは長細くて非常に撮りづらい被写体です。
タテジマキンチャクダイはまだ1cmほどとかわいい個体ですが、ちょろりょろと動き回るので、なかなか大きく写すのが大変です。
そこからすぐ下のブロックにイヤゴハタyg。
小さくてかわいいですが、好奇心旺盛な様子で構えたカメラの方へどんどん寄ってきてしまいます。
砂地へ降りると昨日もいたカスザメ。
今日は砂の上に体を現してホンソメワケベラのクリーニングを受けていました。
ハゼ地帯ではまずヤシャハゼ。
今日も元気良くホバリングしています。
しかし雄は臆病ですぐにひっこんでしまいます。
ペアのホバリングをしっかり撮りたいものです。
すぐ近くにいたはずのホタテツノハゼspは昨日から見られません。
巣穴があったはずの場所には大きなダテハゼがいるので、どこかに引っ越してしまったのかもしれません。
ヤシャがひっこんでしまったので、後ろを振り向くとヒレナガネジリンボウのペアがいます。
しかしその後方には昨日のミノカサゴ・・・嫌な予感がします。
ホバリングするのを待っていると、案の定、ミノカサゴが邪魔しに来ました。
チクショー! と思いつつもう一度ヤシャにチャレンジ。
しかしミノカサゴがついて来る・・・
カメラを振って追い払っても、いつの間にかやってくる。
やっぱりひっこまされてしまいました。
奴らはきっとカメラの前には食べ物があることをわかってるんでしょうね。
切り上げて帰る途中、白いサツマカサゴ。
ワイドマクロ風にして撮りたかったのですが、うまくいきませんでした。
トラフナマコにはナマコマルガザミ。
探し方がようやくわかりました。
口の周囲にくっついているので、ナマコの口の辺りをきゅっと絞めるように持ち上げると、中に潜ろうとするところが見られます。
棚のそばではクマノミやキンギョハナダイが群れています。
きれいだったので太陽をバックに何枚も撮ってしまいました。
棚下の穴ではオオメハゼ、ベンケイハゼ、ミナミギンポ。
こいつらはでこぼことした岩穴の中に潜んでいるので、ストロボをうまく当てないといけませんが、これがまた難しい。
棚上ではキンチャクダイygやソラスズメダイの群れ。
ソラスズメダイは近寄ってきたエソを大勢で追い払うモビングを行っていました。
ルリホシスズメダイygは相変わらずよく泳ぐので証拠写真どまり。
ブイ下にはアカハチハゼygがいました。
すぐ穴に引っ込みますが、引っ込み方を見ていると、驚いてる様子はないので、寄りかたによってはうまく近寄れるかもしれません。
波のうねりさえなければね・・・
08/10/31 ②伊豆大島 秋の浜
ショップ | あとぱぱ/今関真二郎 |
天候 | はれ 気温:18.7℃ 風:南西8.5m |
海況 | 水温:22.4℃ 透視度:10m 波:0.5m 流れ:なし うねり:なし |
時間 | 11:26~12:25 59分間 |
水深 | MAX:25.2m AVE:13.2m |
大島ファイナルセットはハナタツ、そしてイロイザリを狙います。
まずは昨日も見たオレンジ色のハナタツ。
今日はなかなか機嫌がよろしいようで、いいポーズをよく見せてくれました。
ハナタツのついた海藻のすぐ上にサキシマミノウミウシ。
どうにかして二者を同じ構図に収めてみようと試行錯誤しましたが、やっぱりうまくいきませんでした。
ウミスズメ2匹が連れ添って中層へ上っていきます。
どうやら求愛行動のようです。
もしかしたら今夜辺り産卵するのかもしれません。
下に降りて、イロイザリ。
トサカの真下、岩のでっぱりの裏に隠れています。
トサカの下にいると聞いていたので、トサカをバックにきれいな写真を、と思っていましたが読み違い。
しかも海底スレスレなので、液晶をのぞくこともままなりません。
そばにいたトラフナマコでマルガザミチェック。
やはりいましたナマコマルガザミ。
勢いあまってナマコから落ちてしまったので、ナマコに戻そうとつまんでみたら、以外にもツルツルスベスベでした。
でも、ナマコの体内を出たり入ったりするなら、そのくらいが当然なのかもしれません。
イロを撮影し終えて少し深度を上げていくと、イサキとタカベの大群が押し寄せてきました。
数百匹はいるかという大きな群れに周囲を囲まれグルグル回られてしまいました。
小さなエダサンゴには、真っ黒なイチモンジコバンハゼ。
例に漏れず顔をのぞかせてくれないので証拠写真はなし。
棚下に戻ってベンケイハゼを撮影。
いっつもいっつも、ストロボを調整している間に逃げられてしまいます。
浅場では激レア! なミナミハナダイspが見られました。
※参考画像:あとぱぱ今関さん
イサキの群れに混じって、ハナダイらしからぬ軽快な動きでビュンビュンと泳ぎまくっています。
このハナダイ、今まで伊豆大島と八丈島でしか記録がないらしく、本当に稀種! でも撮れない。
最後はアカハチハゼを少し撮って4日間のダイビングを終えました。