2006
06/10/09 ①安良里 御黄金
ショップ | 安良里ダイビングセンターTATSUMI/高木辰元 |
天候 | はれ 気温:26.0℃ 風:北西m |
海況 | 水温:23.9℃ 透視度:12m 波:0.5m 流れ:弱 うねり:なし |
時間 | 10:50~11:42 52分間 |
水深 | MAX:28.5m AVE:15.7m |
今年4月から解禁になった新しいポイント。
ゆるやかな斜面に、巨大な根が水深40mから3mまでど~ん、と構えるダイナミックなポイントです。
親方曰く、「昔の伊豆はこうだった」とのこと。
なにしろ群れがすごいとか。
ENして、斜面を降りていきます。
点々とした根には、ソフトコーラルがぽつぽつついています。
この時期はハギ系の幼魚が多く、ヤギには必ずといっていいほどアミメハギがくっついています。
その中に金色のアオサハギの幼魚が。黄色いコーラルについていて絵になっていたのですが、逃げられて撮影は断念。
同じようにタキゲンロクダイの幼魚も。
そのまましばらく進んでいくと、で、でた!
予想以上にでかい根です。
感じとしてはサイパン・アイスクリームの岩礁版。
ガンガゼの中には、コガネスズメダイの幼魚、ノコギリヨウジ。
ソフトコーラルにはトラフケボリダカラガイ、サンゴガニも。
イソギンチャクには5~10mmくらいのミツボシクロスズメダイがつき始め、10mmくらいのミナミハコフグの幼魚もいたるところにいます。
根の裏側に回ると、50cmはありそうなマダイが10匹くらい群がっています。
が、肝心の群れモノはどこへ行ってしまったのか、まったくいませんでした。
浮上直前ふとガンガゼの中を見るとタテジマキンチャクダイの幼魚。
今年2匹目、御黄金では初の発見でした。
06/10/09 ②安良里 黄金崎ビーチ
ショップ | 安良里ダイビングセンターTATSUMI/高木辰元 |
天候 | はれ 気温:26.0℃ 風:北西m |
海況 | 水温:24.0℃ 透視度:12m 波:0.5m 流れ:弱 うねり:なし |
時間 | 13:09~14:03 54分間 |
水深 | MAX:23.5m AVE:15.0m |
二本目の狙いは完全にニシキフウライウオ一本です。
何せ前回見られなかったので、もうこれを撮らなきゃ帰らないぞ、という気持ちでいっぱいです。
ブイ下すぐの亀裂にある小さなソフトコーラルにペアでついています。
足はつくので体は安定するのですが、角度を見極めないとなかなかうまく撮れません。
ちょっと、というかかなり粘らせていただき、いい写真が撮れました。
ヤギの中にキヌヅツミガイの仲間が。
ベニキヌに似ていますが、更紗模様が入っていて微妙に違うようです。
岩壁のヤギにはオルトマンワラエビ。
岩壁のカイメンにかくれるようにしているのは、レモン色のエナガイザリウオ。
非常に綺麗な色なんですが、どうにも撮りかたがなく、いい写真は撮れませんでした。
大きなトサカにはアカスジウミタケハゼのペア。
ヤギの中にベニキヌヅツミガイ。
コブダイ幼魚が泳ぎ回るすぐ近くに、オレンジ色のハナタツがいます。
大きさは3cmほどといい塩梅ですが、なにせヤギの裏側に隠れ、そっぽを向くので難しいです。
ここでも大型のマダイがウヨウヨしてます。
まるでパラオのナポレオンのように、堂々としています。
帰る直前にモンハナシャコ。
近づくと引っ込むので証拠写真で抑えておきました。
06/10/09 ③安良里 黄金崎ビーチ
ショップ | 安良里ダイビングセンターTATSUMI/高木剛彦 |
天候 | はれ 気温:26.0℃ 風:北西m |
海況 | 水温:24.0℃ 透視度:10m 波:0.5m 流れ:弱 うねり:なし |
時間 | 14:58~15:54 56分間 |
水深 | MAX:18.3m AVE:12.0m |
もうひとつのターゲット、イバラタツ狙いです。
が、ENしてまずいたのは、超稀種!? のトゲトゲウミウシ。
まっ黄色の体から、ぷにぷにぷにぷにとたくさんの突起が出ていて面白いウミウシです。
ENしてゴロタ域には、ソラスズメダイ、イサキ、メジナ、スズメダイ、マアジなどの各群れがすごい量。
それらをカンパチやマダイが悠然と追いかけます。
ハダカハオコゼは前回の位置より大分離れて岩の上にポツンと乗っかってます。
余計目立つんじゃないだろうか。
いつもいる紫色のヤギばかり食べる紫色のキヌヅツミガイ。
名前はなんて言うんだろう。
主役のイバラタツは、白っぽいジュズエダカリナの根元の裏側にくっついてます。
こりゃ探しても見つけらんないわけだ。
こいつもさっきのハナタツ同様困らせてくれます。
でもこのトゲトゲ、かっこいいですよね。
ここまで来て帰っていきます。
砂地ではホシホハゼ、オニハゼ、ダテハゼ、オグロクロユリハゼygなど。
気になったのが、カイメンそっくりのイザリウオ...じゃなくて、イザリウオそっくりのカイメン。
安全停止をかねての浅場ウォッチングでは、ヘビギンポ、コケギンポなど。